クロストークイベント「現場から考える ー国際協力と海外ボランティアー」@ICU

こんばんは!
ICU担当のちゃおりです。

本職はコンテンツチームで、ICU期間中はTwitterでぶつぶつつぶやいたりもしていました。日々、のんびりのんびり仕事しています。
以後お見知りおきを!( ´ω`)

 

今回は、10月21日にICUにてフォトジャーナリストの安田菜津紀さん・佐藤慧さんをお呼びして開催された、クロストークイベント「現場から考える ー国際協力と海外ボランティアー」の様子をお届けさせていただきたいと思います。

 

 

 

このイベントは、とある行きつけのカフェで、フォトジャーナリストの渋谷敦志さん・安田菜津紀さん・佐藤慧さんとはじめてミーティングをさせて頂いたときに、

「トークイベントのゲストとしてお越しいただくことはできませんでしょうか!」

…とお願いしたところに端を発します。

わたしたちとしては、ほとんどだめもとでお願いしたというのに、安田さん・佐藤さんはその場で「いいよ!空けときます!」と快くOKしてくださりました。

そのときのわたしたちの感激と焦りと言ったら、もう!笑

 

 

それからというもの、教室確保からビラ配りまで、ばたばた準備してまいりました。

 

 

そして、いよいよ当日を迎えました、みちのく photo caravan初のビッグイベント!

メインMCは我らがICUチームのせーこさん。

せーこさんも今日は得意のマシンガントークは封印です。
せーこさんも今日は得意のマシンガントークは封印です。

 

そして、まず初めに代表しまぴーさんによるみちのくcaravanの紹介がありました。

みちのくメンバーとしては、なかなかどきどき。

最近老けてきたと噂のしまぴーさん。でも、いつも楽しそう!
最近老けてきたと噂のしまぴーさん。でも、いつも楽しそう!

 

そして、いよいよ!

安田さん・佐藤さんのお二方によるクロストークの開演です!

クロストークの司会は我らがおみや氏!

左から佐藤さん、安田さん、おみや氏。(おみや氏、目つぶってます)
左から佐藤さん、安田さん、おみや氏。(おみや氏、目つぶってます)

 まずはお二人に、今の活動に至るまでのお話をしていただきました。

 

佐藤慧さんは大学を中退された後、「今まで行ったことのないアフリカに行ってみたい!そこに住みたい!人と出会いたい!」という思いを胸に、アメリカのNGO団体に飛び込んだのだそう。そうして派遣されたザンビア共和国に赴いて、HIV・AIDSの啓蒙活動や初等教育の普及活動などを行われました。

エントリーシートを書いたことがないと笑う佐藤さん。
エントリーシートを書いたことがないと笑う佐藤さん。

「何年かしたら、NGOの仕事からはさっぱり足を洗おうと思っていたんですけど、やればやるほど出られなくなるんですね。そこで出会った人が好きになってしまって、その国が好きになってしまう。」

「大切な人たちが、困難な目に会っているのを目にしたとき、もっともっとたくさんの人にこのことを知ってもらわなければならない。そうしてみんなが動き出したら、僕の力の二倍、三倍にもなっていくのではないか、と思った。」

 

こうして、佐藤さんはフォトジャーナリストの道を選んだそうです。

 

 

安田さんのきっかけは、高校二年生の時にNPO法人「国境なきこどもたち」の学生記者としてカンボジアに訪れ、そこで自分と同世代で人身売買の被害にあっている子供たちに出会ったことでした。

彼らが自分たちがどんなにひどい目にあっていても家族を大事に思うことをやめない姿を見て、人間として大事なことを教わったと、安田さんは言います。

ICUにいらっしゃるのは大学受験以来の安田さん。
ICUにいらっしゃるのは大学受験以来の安田さん。

「そのとき高校生だった自分はなんにももっていなかったから、学校を建てることも、子供たちのおなかをいっぱいにすることも、地雷でけがをしているひとの手当てすることもできなかった。」

「それでも、唯一私にできることがあるとしたら、五感で感じてきたカンボジアやそこで出会った人たちのことを大事に持って帰ってきて、人に伝えることができる、シェアすることができると感じた。」

 

それをきっかけに、”伝える”という活動を始められたそうです。

 

そして、話は東北の復興について。

 

佐藤さんは、今回の震災で陸前高田に暮らしていらっしゃったお母様を亡くされました。

写真展会場には、そのときの思いをつづった文章を作品と共に展示させていただきましたが、この日もまた、その時の複雑な思いをお話頂きました。

展示されている佐藤さんの文章に涙された来場者は少なくないはず。
展示されている佐藤さんの文章に涙された来場者は少なくないはず。

「そこにカメラを向けることで、僕は母の死や震災と向き合うことができたと思う。自分はフォトジャーナリストであり、自分には東北で起こった事実を人に伝えることができる、その能力をもっているという思いが、その場で崩れそうになる自分を奮い立たせてくれた。」

 

 

安田さんは、陸前高田の小学校での入学式についての出来事をお話くださいました。

 

今年の陸前高田の入学式というものは、例年とは本当に意味合いが違うもので、教師たちや上級生、新入生の親御さんたちもみんな寝ないで準備してきたものだったそう。

「そういう大人たちや子供たちの思いが、教室中にあふれかえっていて、そこに足を踏み込んだ瞬間、”これは一瞬でも逃してはいけない。一瞬でもシャッターを切ることを躊躇してはいけない”と感じた。」

 

「出来上がった写真を校長先生にお渡しすると、校長先生は黙ってぽろぽろ涙を流された。その姿を見て本当に全てを諦めていたんだなと思った。それでも、新入生を迎えるために、おとなたちが全力で励んできて、その努力を完成させる最後の1ピースに写真がなることができる、と感じた。」

 

 

どれも本当に、とても感慨深いお話ばかりでした。

 

わたしは、佐藤さんが自分の大切な方を亡くされた経験を、すごく感情を抑えた選び抜かれたことばで語られる姿に、震災の奪っていったものの重みを改めて感じました。地震や津波がさらっていったのは何だったのか、そして残された人はどう生きていくのか、その問いに対して、佐藤さんは答えを探し続けていかれるのだろうとひしひしと感じました。

また、安田さんが陸前高田の入学式でのお話をされたときにはじめて、集合写真にどうしてあんなにたくさんの大人が写っているのかを理解し、思わず涙がこぼれました。ふたりの子供の命に寄せられたたくさんの人々の希望が、写真のいたるところから感じ取れるようになり、その強い想いに胸を打たれました。

 

安田さんと佐藤さんが発せられることばは、本当に、とても謙虚で、とても抑制されていて、それでいて驚くほどの説得力をもって聞き手に迫ってきました。

それは、お二人が自らの活動と正面から向き合っており、自分のレンズの向こう側に立つ人々の目を見つめ、また、決して背中を向けることがなかったためなのではないかと思います。

そのような、真摯な姿勢こそ、わたしたち学生がボランティアとして東北に赴いた場合にもとても重要になると感じ、自分の行いももう一度振り返る時間となりました。

 

佐藤さん・安田さん、本当にお忙しい中ありがとうございました!

終始和やかな雰囲気のおふたりでした。ありがとうございます!
終始和やかな雰囲気のおふたりでした。ありがとうございます!

 

 

その後は、みちのくメンバーのシャディさんとわたしによる、ボランティア活動報告が行われました。

 

わたしは7月と8月に参加したYF3×NICCOの活動について、シャディさんは7月に参加された東京災害ボランティアの活動について発表しました。

 

そして最後に、みちのくの活動にご協力頂いている、Youth for 3.11と東大-東北復興エイドから団体紹介があり、この日はお開きとなりました!

 

 

 

きゃーーーーーーーーーーー

内容盛りだくさんの2時間だったので、ブログもこんなに長くなっちゃいました!

最後まで読んで頂いた皆さんには感謝感謝です!

 

そしてもちろん!

当日ご来場いただいた皆さんと佐藤さん・安田さんには、運営メンバー一同感謝!感謝!感謝!です!

 

 

 

このような形で、フォトジャーナリストの方々をゲストにお呼びしたイベントはこれからも、どんどん企画していきたいと考えております。なので、もし運が良ければ、次はあなたの学校でこんなイベントが開催されるチャンスがあるかも…?

 

ぜひ、たのしみにしていてください!( ´ω`)

 

 

ではでは!