「私たちの復興支援~学生だからできること~」

まだ肌寒い35

 

「東京で出来る東北の復興支援ってなんだろうか?」

「東北の今までの歩みを知ってもらうことができたらな・・・」

 

そんな一言で、私たちの写真展プロジェクトは始まりました。

 

大学で震災復興の写真展?それも学生の力だけで。

こころには2つのとが浮かびました。

 

「無理だ」

 

でも、

「出来たら、東北の復興につながるかもしれない」

 

答えは出ていました。

 

「今できることをしよう!」

7日後には、8人の有志メンバーが集まっていました。

 

「東北のために何かしたい」

そんな想いを持った学生は自分の周りにも沢山いる。

でも、その「したい」という気持ちと「する」という行動の間には、

見えない大きな溝がある。

その間を埋めることができるような、背中を押せるような1枚を飾れたらいいね。

 

そんな思いから、私達の写真展のコンセプトは

「写真展を開くことで、学生が東北に足を運ぶキッカケをつくる」に決まりました。

 

学内で写真展をおこなうためには、たくさんの超えるべきハードルがありました。

まずは企画を通すこと。そして会場の確保。備品のレンタル。写真の印刷、レイアウトの作成・・・などもろもろ。

何とかこなすことが出来たとはいえ、今振り返ると、その多さに驚きます。

 

何度も、妥協しそうになりました。

良い展示の仕方は何か?と話し合うと決めた開催4日前の夜。

時計の針が22:00を回わり、閉じそうになる目を擦りながら、

写真のレイアウトを決めている時は

「当日、だいたいで展示すればいいんじゃないの?」

という言葉が何度も口から出そうになりました。

 

でも、そんな言葉を出すメンバーは1人もいませんでした。

明大生に東北に向け、1歩踏み出して欲しい。

その共通の気持ちが自分たちが納得できる写真展にしたいという想いにつながりました。

 

会場準備も順調に進み、迎えた写真展。

いつもとは違う朝の学校景色に足を止めてくれる大学生。

展示されている写真とそのコメントに目を向けてくれる大学生。

机の上においておいたアンケートを手にとってくれる大学生。

 

その学生が何を感じてくれたかは分からないけれど、

1枚の写真を通して、つながれた気分になりました。

 

実際に東北に足を運んでくれるかはわからないけれど、

自分たちと同じ立ち位置で東北のことを考えてくれているその瞬間。

そんな一瞬がなにか、かけがえのない一途機のように私には感じられました。

一瞬でありながら、時計の針が止まっているようでした。

 

1055人の学生と1枚の「写真」というメディアを通して、かけがえのない時間と空間を共にできたことは、きっと私の生涯の財産になると思います。

 

A dream you dream alone is only a dream,

A dream you dream together is reality.

一人で見る夢はただの夢、

みんなで見る夢は現実となる。

 

今回の明治大学での写真展は、集まったメンバーのうち誰が欠けても実現できなかったと思います。

同様に、一人で復興支援は難しいかもしれません。

でも、みんなで力を合わせればできることがあるはずです。

 

今回の写真展をキッカケに、何かしたいと思う学生がつながり、

そのチカラのベクトルが東北に向いてくれることを願います。

 

最後になりますが、写真展をするに当たり、何もわからない私たちに、

1から写真展の作り方を教えてくださり、なおかつ、写真までご提供いただいたみちのくcaravanの皆様、本当にありがとうございました。

冷静にアドバイスをくれた石岡さん、急なお願いにもかかわらず、講演会に出演してくれた小役丸さん、フットワークが軽く頼り甲斐のある小川さん、そして、

すっかり明大メンバーのお母さん、菅さん。

本当に皆様の言葉が、自分たちを導いてくれました。

 

また機会がありましたら、ご一緒したいです。

本当にありがとうございました。

 

明治大学震災復興支援写真展・講演会有志メンバー商学部3谷口優太